環境への対応(E)
サステナビリティ目標
本資産運用会社は、省エネルギー、温室効果ガス排出削減など宿泊事業において重要な環境課題として認識し、個別のポリシーを設け環境負荷の低減を試みます。
宿泊者とそこで働くスタッフに「がまんしない、がまんさせない」をコンセプトに工夫と対策をしてまいります。
エネルギー等使用量の削減目標について以下のとおり設定します。
個別物件について、長期のパフォーマンス改善目標としてエネルギー、GHGに関しては2050年のネットゼロへ向け、2030年を目途に40%以上(2020年比)のGHG削減、また水消費に関しては運用会社の節水ポリシーにて、年1%の削減を基本として5年間の中長期でそれぞれの目標をもち、毎年開示しポートフォリオの健全化に努めます。
各オペレーター、施設での取組み
環境パフォーマンス
星野リゾート・アセットマネジメント
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エネルギー消費量
期間※1 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
物件数※2 | 65 | 66 | 66 |
エネルギー消費量(MWh) | 172,486 | 188,578 | 184,166 |
エネルギー消費量原単位(kWh/㎡)※3 | 329.3 | 360.9 | 355.0 |
- 集計期間は、毎年4月~3月です。
- 本投資法人が保有する物件のうち、データ取得面積が100%の物件を対象としています。
- 原単位の計算方法は、(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件のエネルギー消費量)÷原単位分母(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の面積(㎡))として計算しています。
- 記載の各数値については、各物件のオペレーターから提供を受けた数値に基づいています。
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GHG排出量
期間※1 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
物件数※2 | 65 | 66 | 66 |
温室効果ガス(GHG)排出量(t-CO2) | 54,667 | 62,713 | 59,237 |
温室効果ガス(GHG)排出量原単位(kgCO2/㎡)※3 | 104.4 | 120.0 | 114.2 |
- 集計期間は、毎年4月~3月です。
- 本投資法人が保有する物件のうち、データ取得面積が100%の物件を対象としています。
- 原単位の計算方法は、((保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の温室効果ガス(GHG)排出量)÷原単位分母(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の面積(㎡))として計算しています。
- 記載の各数値については、各物件のオペレーターから提供を受けた数値に基づいています。
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水消費量
期間※1 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
物件数※2 | 62 | 63 | 64 |
水消費量(㎥) | 1,670,067 | 1,849,894 | 1,889,801 |
水消費量原単位(㎥/㎡)※3 | 3.3 | 3.6 | 3.7 |
- 集計期間は、毎年4月~3月です。
- 本投資法人が保有する物件のうち、データ取得面積が100%の物件を対象としています。
- 原単位の計算方法は、(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の水消費量)÷原単位分母(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の面積(㎡))として計算しています。
- 記載の各数値については、各物件のオペレーターから提供を受けた数値に基づいています。
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廃棄物
期間※1 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
物件数※2 | 56 | 61 | 58 |
廃棄物重量(t) | 3,558 | 4,092 | 3,661 |
リサイクル率(%)※3 | 14.2 | 21.6 | 21.5 |
- 集計期間は、毎年4月~3月です。
- 本投資法人が保有する物件のうち、データ取得面積が100%の物件を対象としています。
- リサイクル率の計算方法は、(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の廃棄物リサイクル量)÷(保有物件のうちデータ取得面積が100%の物件の廃棄物発生量)として計算しています。
- 記載の各数値については、各物件のオペレーターから提供を受けた数値に基づいています。
3R : Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)
ポンプボトルの採用
本投資法人の70物件中67物件(※1)で、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはポンプボトル式を採用しています。
アメニティの削減
本投資法人70物件中67物件(※1)でアメニティの削減を推進。例えば星野リゾート物件では歯ブラシの回収とリサイクルや、アメニティを希望される宿泊者にのみ提供することを推進したり、カンデオホテルズ物件では館内にアメニティーバーを設置し宿泊者が必要なものを選択する方法を採用しています。また、コンフォートイン物件でも宿泊客にアメニティの持参を推奨するなどアメニティのムダを減らし3Rを推進する活動を進めています。
ペットボトル
本投資法人70物件中62物件(※1)でペットボトルフリーを実現するため、客室でのペットボトル入りミネラルウォーターの提供をやめ、施設内にはウォーターサーバーやウォータージャグなど宿泊者の希望に沿ったサービス提供を通じてペットボトル削減への取組みが進みつつあります。
- 2025年4月30日時点での物件数です。
食品ロスの対策
星野リゾート
星のや軽井沢では施設から排出された生ごみを異物が入っていないか従業員の手でチェックし、近隣の牧場で堆肥化。地域の生産者がその堆肥を利用し育てた野菜を仕入れ、お客様に提供しています。地域社会と連携して、地域経済の活性化につながるよう力を注いでいます。
ANAクラウンプラザホテル
ANAクラウンプラザホテル3物件では、2021年7月よりホテル内レストランのキッチンに食品ロスを最適化するツール“WINNOW”を導入しました。入客状況に合わせた提供量の調整や、利用者の食べ残しを減らす取り組みに励んでいます。
グリーンリース契約の導入
星野リゾート・リート投資法人
本投資法人では、グリーンリース契約を実施しています。
旅館・ホテルの施設のエネルギー消費は、活動時間の⻑い宿泊施設の場合、使⽤状況の把握と削減の努⼒なくして、削減は難しいと考えられます。計測、分析、課題抽出、対策実施という流れを共に進めていくテナントの協⼒が必要不可⽋となっています。
グリーンリースとは、ビルオーナーとテナントが協働し、不動産の省エネなどの環境負荷の低減や執務環境の改善について契約や覚書等を交わし自主的に取り決め、その取り決め内容を実践することをいいます。契約を実行することで、双方が光熱費削減等の恩恵で地球環境の改善と利益につなげることを目指します。
物件数と契約締結割合
グリーンリース契約締結物件数 | 70物件 |
グリーンリース契約締結割合 | 100% |
- 2025年4月30日時点で本投資法人が保有する70物件における契約状況を記載しています。
- 契約締結割合=グリーンリース契約締結済の物件の賃貸可能面積合計÷ポートフォリオ全体の賃貸可能面積合計
- 賃貸可能面積は、各物件の賃貸借契約等に基づき記載しています。
- 契約締結割合は、小数第2位を四捨五入して記載しています。