3. 旅の体験価値を通じた
社会価値の創出
地域・自然と関わる取組み
テナントの長期的活動
星のや軽井沢
未来の森と庭の成長を見据えた再生と管理
本施設は「国設軽井沢野鳥の森」に隣接し、人と自然の関係性そのものを設計対象とした運営モデルを採用しています。
宿泊体験の質を高めることが自然環境の改善につながり、その改善がさらに宿泊体験価値を向上させる正の循環を構築しています。
この循環は、以下の3つの設計により実現しています:
行動設計
利用者の行動が無理なく環境配慮につながるように設計
空間設計
人の快適性と生態系への影響の双方に配慮した空間設計
運営設計
長期滞在や車両制限等により環境負荷と価値を最適化
これにより、来訪者数の増加にもかかわらず、一部の自然環境は30年前と比較して改善しており、その変化は定量的に確認されつつあります。
また、野生動植物の専門家の関与により環境管理の精度と来訪者の体験価値を両立しています。
本モデルは、環境保全と収益性のトレードオフを緩和し、両立に向けて最適化する運営手法です。
運営上の工夫により美しい庭が成立している
15年間無事故が続いている
あっという間の2時間で楽しめる
西表島ホテル
地域資源を活用した循環型価値創出モデル
(ピーチパインプロジェクト)
西表島におけるピーチパインは、限られた地域でのみ生産される希少性の高い農産物であり、地域固有の自然環境に強く依拠した資源です。
本施設では、地域農家と連携し、ホテルから排出される生ごみを活用した堆肥の生成と土壌改良を通じて、ピーチパインの生産に取組んでいます。これにより、廃棄物削減と資源循環を実現するとともに、地域農業への貢献を図れるよう努めています。
また、収穫体験や季節イベントを通じて、地域資源の魅力を宿泊体験として提供することで、体験価値の向上と差別化を実現しています。
本取組みは、地域資源の保全・活用と体験価値の創出を一体化した循環型モデルとして、持続的な地域連携およびブランド価値向上に資する取組みです。
堆肥化するために、西表島ホテルの敷地内に
堆肥舎を設置
